北見駅(石北本線)
◆銀河線の本社は閉ざされていた北見駅
さあ、次は北見駅だ。柏陽駅から数分で北見駅についた。30分無料の駅前駐車場に車を止め、散策を開始する。駅前はきちんと整備されていて、とても立派な駅前だ。JR北見駅の隣に、JRよりかなり立派な大きな建物がある。そう、2006年4月で廃線となったちほく高原鉄道の本社なのだ。平成元年に設立され、池北線を引き継いだ第三セクター鉄道だったが、過疎化の波を受け、鈴木宗男と松山千春のがんばりも虚しく、廃線となってしまった。北海道上陸後、池田駅から川上駅まで廃線あとを数駅訪ねてきたが、とても寂しい路線跡だった。陸別駅で出会った「銀河鉄道999」仕様の列車が思い出される。本社ビルは、閉ざされ、ビルは人の居ない廃墟のようだ。こんな立派な駅前ビルが廃墟だなんて信じられないが、中には電気もついていないし、誰も居ないのだった。駅前の賑わいとは裏腹に、寂しい限りのふるさと銀河線であった。この駅でちほく高原鉄道の最後の駅の取材とする。
さて、JR石北本線は、ここから西に行き、遠軽方面に峠越えとなる。ここから旭川方面は、峠越えの秘境地帯が連なって待っている路線だ。私の好きな秘境地帯が待っている路線だ。なんだかわくわくしてきた。
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