無骨なブロック造り待合の将軍山駅

◆無骨なブロック造り待合の将軍山駅

お洒落なログハウス駅から一転、次に向かった将軍山駅は無骨なブロックを積み上げた簡素な待合所がある駅だった。伊香牛駅から将軍山駅には、そんなに遠くはないが、石狩平野のだだっ広い原野の中にあり、少々分かりにくいところにあった。待合所には木のベンチと豪華ソファーと車から外したと思われる座席ががあったが、駅寝するならソファーのほうがよさそうだ。でも天井を見ると証明設備が無さそうだ。日が暮れると真っ暗になる待合所なのだろう。

将軍山という駅名だが、その昔征夷大将軍の何かがあったのだろうか、それとも北朝鮮の将軍様に関係あるのだろうかと詮索してしまうが、後者は冗談半分に考えただけであった。本当の所は、近くにある小さな山が将軍山という山で、そこから駅名がきているらしい。

国鉄時代は仮乗降場だったが、JR民営化時に駅に昇格した歴史がある駅で、普通列車も通過するダイヤが組まれているので、停車する列車は下り3本、上り6本とかなり少ないみたいだ。

そんなこんなで駅を観察していると踏切が鳴り出した。時刻表には停車予定がなかったので、普通以外の列車が通過すると思っていたら、案の定、キハ183特急オホーツクが、唸りを上げて旭川方面に駆け抜けた。一瞬の賑わいが過ぎ去った。